陸野竹材店−むつのたけざいてん−
(竹材・竹垣・袖垣・作庭)
創業 昭和元年
陸野竹材店三代目 陸野 純一(むつの じゅんいち)
事務所 住所  〒510−1233
 三重県三重郡菰野町菰野1442
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作っている人紹介

南海鉄道情報誌 「SouthWAVE’98 vol.24」より抜粋


「面白い人がいますよ。一度会ってみては?」
と前から人にすすめられていた。
なるほど一見では伝統的な袖垣を作る人に見えない。
風貌も考え方も49歳という年齢よりずっと若い。
名刺にもSODEGAKI−YAとある。

袖垣とは、建物の側方に突き出た短い垣、あるいは門などに添えて低く連ねた垣で、竹やクロモジ、萩などを編んで作る。

祖父は植木屋。
父の代になって袖垣を手がけるようになり、もともと物作りが好きな陸野さんも自然とこの道に。
だが従来は卸売業者の注文に応じて作るのが普通で、不本意なことも多かった。ほとんどパターンが決まっているし、この場所にこのタイプの垣はそぐわないと思ってもなかなか意見が通らなかった。

「例えば玉袖垣は裏庭などのちょっとした目かくしに、どっしりとした松明(たいまつ)垣は玄関先に置くべきなのに、平気でどこへも同じ垣を使う業者さんが多いんです」

中国から既製品が入ってくるようにもなった。

そんなことから、今では別注だけにしぼるようにした。
さらに庭全体を作る仕事も手がける。といっても、力仕事に人を頼むくらいで、一人ですべてをしなければ気がすまないから、個人住宅が中心になる。
マンションのベランダに坪庭を作ることも。

「老後の夫婦の楽しみに茶室を作りたいなど、40、50代で庭に感心を持つ人が増えてきていますよ。
今ではお客様の方がきちんとしたイメージ持って、こだわりも強い。
そんな人といろいろ話し合いながら作っていくのは楽しいですよ。
ぼくもそうだし、お客様も楽しいはず」